幸せホルモンと心療内科
心療内科で関係してくる重要な神経伝達物質に「オキシトシン」「セロトニン」「ドーパミン」の三種類があります。これらは「幸せホルモン」とも呼ばれ、心と体の健康に大きな影響を与えます。
オキシトシン
オキシトシンは主に出産や授乳、子育てに関係しています。また、ハグをすると大量に産生されることから、人と人との絆を深めるホルモンとしても知られています。
セロトニン
セロトニンは、ウォーキングや水泳、筋トレといった運動の際に産生されます。心療内科において特に重要なのはこのセロトニンです。セロトニンの産生が低下すると、不安が増し、抑うつ気分になり、ひどい場合にはうつ病を引き起こします。セロトニンを増やすためには、以下の方法が効果的です。
・早寝早起き:夜型の生活を改め、朝早く起きて太陽を浴びる。
・軽い運動:ウォーキングや軽いジョギングなど、日常的に取り入れやすい運動を行う。
・食事:赤身の魚、肉、ナッツ類を食べることでセロトニンの生成を促します。
ドーパミン
ドーパミンは目標を達成した時に産生されるホルモンです。他にも飲酒や喫煙、さらにはオートバイに乗るときに多く産生されます。達成感や快感を感じる際に重要な役割を果たします。
セロトニンと心療内科
心療内科では、セロトニンのバランスを整えることが重要視されています。セロトニンが不足すると、不安感や抑うつ気分が強まり、うつ病のリスクが高まります。セロトニンを増やす生活習慣を身につけることで、うつ病の予防に繋がります。
心の健康を守るために、早寝早起きや適度な運動、バランスの取れた食事を心掛けましょう。生活習慣を見直すことで、セロトニンの産生が促進され、心の安定を保つことができます。